Q: 長時間フライトの際に注意すべきエコノミークラス症候群でも同じ考えで水分摂取をすればいいわけですね。 A: その通りです。成層圏を飛行する航空機は外部から取り入れる空気は湿度ゼロで、機内の湿度は乗客の呼気や、皮膚からの自然蒸泄の水分で保たれています。 また冬場のオフィスビルでも、航空機内と同じとまでは云えませんが、暖房完備の場合は流れるような発汗はなくても皮膚からは自然に水分を失っています。時々お茶などを飲みに離席することは、頭のリセットを兼ねていいことと思われます。 ペットボトルをデスクに置いて一口づつ飲むのがベストでしょう。余計なお世話ですが、湯のみ茶碗をデスクに置くと電話のコードなどが引っかかって重要書類やパソコンのキーボードをお茶で濡らしてしまうと大変です。 (鷲崎 誠=東京地下鉄株式会社保健医療センター所長)
筆者プロフィール
鷲崎誠(わしざき・まこと) 医学博士。昭和大学医学部卒業後、虎ノ門病院病棟医・専攻医、順天堂大学呼吸器内科講師、伊勢丹健康管理センター所長を経て、東京地下鉄株式会社保健医療センター所長。虎ノ門病院健康管理センター非常勤嘱託医、21健医総研主任研究員を併任。日本産業衛生学会代議員、日本サルコイドーシス学会理事・幹事、日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医。著書に「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」、「日頃気になる 体のあのこと この症状」などがある。
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