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Dr.鷲崎の健康Q&A大人でもはしかワクチンは打つべきですか?
2009/03/18

 このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマは麻疹(はしか)とワクチンについてです。

 相談者のDさんは4月から社会人。就職する予定の会社からアンケートが送られてきました。設問のなかに「麻疹(はしか)」のワクチンが接種済みかどうかを母子手帳などで調べて記入することという項目があったそうです。

Q: 配属先決定の資料にするためとしてアンケートが送られてきました。その中で「麻疹(はしか)」のワクチンについての設問がありました。今更なぜ子供の頃の病気の確認が必要なのでしょうか。

A: 数年前から春先になると「成人はしか」の発生が問題になっています。初夏になると自然に終息するため忘れられてしまうのでしょう。大学の臨時休講などで結構ニュースになったはずです。

Q: 麻疹の原因はウイルスですね。

A: 感染力が強いウイルスで飛沫感染、接触感染のほか空気感染などの経路があり、インフルエンザより感染力は強力です。1クラス30~40人学級の中高生の学校でクラスに一人発生すると、仮に全員に麻疹の免疫がない場合は、三分の一から半数の同級生に感染させてしまいます。

Q: 症状はかなり激しいようですね。

A: 感染した人の90%以上が10~12日の潜伏期間ののち発病します。始めは38度前後の発熱、咳、倦怠感など普通の風邪との区別が難しい場合もあります。

 続いて眼脂(目やに)鼻水、下痢、腹痛を伴うようになりますが、発疹が現われる1~2日前ごろに口の頬粘膜にやや隆起した1ミリ程度の白色の小さな斑点(コプリック斑)が出現します。コプリック斑は麻疹に特徴的な症状です。このコプリック斑を見逃さないのが診断のコツです。

 その後全身に発疹が出現します。発疹は顔、頚にはじまり全身に広がります。発疹出現後は3~4日間続いた熱が解熱し、全身状態、元気さが回復します。学校は解熱後3日間出席停止です。合併症がなければこれで終了です。ただ消耗が大きい場合は一ヶ月位は無理は禁物です。


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