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インフルエンザ用のマスク そのまま花粉症対策に使えますか?

Q: 花粉を家に持ち込まない努力をしても、自然に入ってきてしまうこともありますね。

A: 最近の住宅は機密性が高く、すき間風が入る余地を少なくしています。しかしキッチンや浴室で換気扇を廻すと、家の中の空気が外へ排出されるわけですから、極端にいえば家の中は気圧が下がり真空になってしまいます。

 実際には意外な場所から外気が侵入してきます。例えば窓やベランダの雨水抜き、郵便受け、玄関扉の下の部分などが外気侵入口になっています。換気扇で排出した空気とほぼ同量の空気が入ってきます。しかも狭いところから入ってくるわけですから、そのあたりは花粉が吹きだまり状態になります。吹きだまりは濡れ雑巾で飛び散らないように拭き取るのがよさそうです。

Q: 掃除は普通に電気掃除機をかけるだけでいいでしょうか。

A: いくつかの注意点はあります。掃除は部屋の上の方からかけ始めるといいようです。たんすの上、カーテンレールの上などから始めて畳やじゅうたんは最後にします。完璧な掃除が望ましいので、この季節だけは家具の配置を掃除しやすい位置にずらしておくと楽です。

 掃除中もベランダや窓は広く開け放さず、掃除機の後ろから出る排気が外にでる程度にしておきます。テレビ、パソコンの後ろの配線など静電気を帯びた部分には花粉が細かい粉状になって付着しています。硬く絞った濡れ雑巾や化学雑巾で拭き取ることもお勧めです。


(鷲崎 誠=東京地下鉄株式会社保健医療センター所長)
筆者プロフィール

鷲崎誠(わしざき・まこと)
医学博士。昭和大学医学部卒業後、虎ノ門病院病棟医・専攻医、順天堂大学呼吸器内科講師、伊勢丹健康管理センター所長を経て、東京地下鉄株式会社保健医療センター所長。虎ノ門病院健康管理センター非常勤嘱託医、21健医総研主任研究員を併任。日本産業衛生学会代議員、日本サルコイドーシス学会理事・幹事、日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医。著書に「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」、「日頃気になる 体のあのこと この症状」などがある。
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