
![]() 2009/02/10
このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマはインフルエンザウイルスの変異と豚についてです。 Q: 新型インフルエンザが地球規模で蔓延することが懸念されていますが。そもそもなぜこのような事態になることを心配しなければならないのでしょうか。 A: 過去にも地球規模で大流行した例があり、特にスペイン風邪が被害の大きさで有名です。これは鳥インフルエンザウイルスが突然変異を起こし、ヒト―ヒトに感染するタイプになったために世界的な大流行になったものでした。 Q: インフルエンザは元来鳥類固有の病気だったわけですね。それがなぜ人類にも感染するようになったのでしょうか。 A: 鳥インフルエンザウイルスは元来鳥固有のウイルスですが、必ずしも鳥がインフルエンザの症状を発生させるとは限りません。すなわちこのウイルスを持ったまま、元気に渡りをできる鳥がいるのです。一方、インフルエンザウイルスは自己の種の保存を目的として、子孫を残しやすい方向へ変異していこうとするシステムを持っています。そのため、鳥類以外の動物内でも増殖可能な力がつき、それが働いたものと考えられています。
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