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Dr.鷲崎の健康Q&A新型インフルエンザ 若年者の方が危険って本当?
2009/02/04

 このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマは新型インフルエンザとサイトカインについてです。

Q: 新型インフルエンザが大流行した場合、体力が無い高齢者や幼少児が重症になるものかと思っていましたが、実は若者のほうが命にかかわる程の重症になりやすいと聞きましたが本当でしょうか。

A: 結論からいうと、その可能性が十分あります。それはサイトカインストーム(過剰反応)という現象のためです。私たちの体は侵入してきたインフルエンザウイルスを様々なかたちで処分しようとします。その際、白血球など免疫を担当する細胞からサイトカインというたんぱく質が過剰に分泌されることがあります。肺など他の細胞に必要以上に影響を与えて過剰の炎症反応を起こし、かつ他の全身臓器にも過剰反応を起こすのです。全身の臓器・組織にいわゆる大嵐(ストーム)が吹き荒れるという形容で説明されています。

Q: サイトカインとは聞いたことのない言葉ですが。

A: ホルモンと似たものと考えると分かりやすいでしょう。ホルモンは分泌する臓器(インスリンなら膵臓など)が決まっていますが、サイトカインは主に白血球系の細胞が生産するたんぱく質です。種類がたくさんあってそれぞれ研究されています。ウイルスや細菌など、身体に侵入してきた有害な異物を処分する自己防衛の機構では、白血球が細菌を食べてしまうことがよく知られています。そのほかにも免疫による防衛機構があるのです。


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