
![]() 2008/12/10
このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマは入社時の健診です。 Q: 私は人事部で採用を担当しています。毎年雇い入れ時健康診断を実施していますが異常者が発見されることは皆無で、健診にかかる費用もバカになりません。提出書類の出身校の健診結果で代用するわけにはいかないものでしょうか。 A: 労働安全衛生法に、雇い入れ時健康診断という規定があります。採用する側の責任で実施する決まりで、省略は認められません。しかし実際問題としては新卒を採用する場合は年齢も若くほとんどは正常者で、治療を要する疾患や、配属先を配慮しなければならない例が見つかることはまずありません。 健診業者にすべてまかせて、法規通りの項目を実施すれば済むことが大部分と思われます。しかし中途採用、中高年者の採用では病気治療中や病気あがりを隠して応募してきている場合もあり、配属先を間違うと責任を問われる可能性も出てきます。雇い入れ時健診は必要なことなのです。 Q: 産業医は法規通りの健診項目を淡々とこなしているだけに見えますが。 A: センスのよい、いわゆる三ツ星産業医なら、人事部の立場にもなって必ず法規項目以上の仕事をしているはずです。
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