
![]() 2008/11/26
このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマはCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease、慢性閉塞性肺疾患)です。相談者のBさんは人間ドックで異常がみつかり、タバコをやめるように言われたそうです。 Q: 毎年人間ドックで検査を受けています。いつもはほとんど指摘事項がなく、安心していましたが、今年は肺機能にわずかな異常があるとされ、タバコを止めるよう勧められました。喫煙歴が30年以上ですのでなかなか止めにくいのですが、どうしてもやめなければならないでしょうか。 A: タバコの煙の成分の中に発がん性のあるものが含まれていることは誰もが承知しているはずです。しかし肺ではがん以外にCOPDという疾患群の原因になります。 Q: COPDという病名はあまり聞いたことがありません。 A: 以前から知られている肺気腫と慢性気管支炎を一緒にした病気です。肺気腫は、肺の末端の部分にある、酸素と炭酸ガスの交換をするところすなわち肺胞が壊れて、隣同士に接する肺胞がつながって大きい袋状になってしまい、ガス交換の効率が著しく低下する病気です。また慢性気管支炎は肺胞と外気をつなぐ管の気管支におきる慢性の炎症です。両者は病気の主たる部分が異なりますので、別々の病名で扱うべきもののはずですが、原因の多くがタバコであること、治療法が似ていることなどから、便宜的にCOPDとしてくくってしまったほうが便利で分かりやすいということで、COPDという略号が普及してきています。
|
|
日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。
ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。