ここから本文です
Dr.鷲崎の健康Q&A産業医って何するの? 職場巡視と安全衛生委員会
2008/11/05

 このコラムでは、読者の健康に対する疑問やニュースでも話題になった内容について筆者がやさしくお答えします。いまさら人に聞けない簡単な疑問や、意外と知らない豆知識など。今回のテーマは産業医の役割についてです。

 相談者のUさんはある企業の本社ビルに勤務しています。新任の産業医があまりにも熱心なあまり、対応に困っているようです。

Q: 3月に本社産業医が定年退職したあと工場の産業医が赴任してきました。この産業医が職場巡視に来るとむやみに細かいことまで指摘して改善を指示します。毎年の予算にも限りがあり少々困っています。

A: 産業医としては当然のことです。労働安全衛生規則15条に「産業医は、少なくとも毎月1回作業場等を巡視し、作業方法または衛生状態に有害のおそれがあるときは、直ちに、労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければならない」しかもその第2項には「事業者は、産業医に対し、前条第1項に規定する事項(作業環境の維持管理その他)をなし得る権限を与えなければならない」とされています。

Q: 以前の産業医は月々の安全衛生委員会のあと、巡視予告をしてある部署の部長席に寄ってお茶を飲んで世間話をするだけでした。今度の産業医は委員全員を引き連れて1時間近くも滞在します。本社は事務系の職場であり、大きな労働災害など起きるはずはないと思います。巡視に長々と付き合わされる庶務担当としてはややストレスです。もっと簡単にしてもらうわけにはいかないものでしょうか。

A: 職場環境のチェックは産業医の大切な仕事のひとつです。どこをどの程度チェックするかはそれぞれの産業医に任されていますので、法的にも縛ることはできません。一般的に云うと、むしろ前任産業医がやや手抜きだったと思われます。工場から来た新産業医のやり方が過剰に感じられるということでしょう。


1ページ 2ページへ 3ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る