Q: マスクの備蓄はどうでしょう A: インフルエンザに罹っている人がマスクを使うのは、顔に完全にフィットさせているという条件下に限り、他人に感染させないために有効です。 健康人がマスクを常用したからといって感染を免れる保障は全くありません。N95のマスクなどはきちんとフィットさせると呼吸するだけでも結構苦しいので、このマスクをつけた状態で会議において議論するのは大変だろうと思います。でも隙間があっては役に立ちません。流行最盛期には品薄になりますので念のための備蓄が有用でしょう。 Q: 先週の記事ではゴミ箱は蓋付きのものがいいとのことでしたが。 A: 足を踏むと蓋が開き、足を離すと閉まるノータッチタイプのゴミ箱です。ウイルスの拡散を防ぐためと、ごみを回収する係の安全を考えたものです。 ゴミ箱の内側にそれとほぼ同じ大きさのビニール袋を入れて、呼吸器系分泌物の付いたティッシュ類だけを投入するルールにします。その他の感染源にならない書き損じの書類などは別のゴミ箱に入れます。ごみの回収係はマスク・手袋を着用の上、ビニールの口を縛るか輪ゴムで止めて焼却処分に廻すようにします。 次週は主にソフト面について説明します。 (鷲崎 誠=東京地下鉄株式会社保健医療センター所長)
筆者プロフィール
鷲崎誠(わしざき・まこと) 医学博士。昭和大学医学部卒業後、虎ノ門病院病棟医・専攻医、順天堂大学呼吸器内科講師、伊勢丹健康管理センター所長を経て、東京地下鉄株式会社保健医療センター所長。虎ノ門病院健康管理センター非常勤嘱託医、21健医総研主任研究員を併任。日本産業衛生学会代議員、日本サルコイドーシス学会理事・幹事、日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医。著書に「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」、「日頃気になる 体のあのこと この症状」などがある。
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