ここから本文です

行楽の秋 ハイキングでは日本紅斑熱に注意

Q: 刺されてしまったらどう対処すべきでしょうか

A: ダニが皮膚に取り付いて今まさに吸血中の状態を発見しても、あわてて振り払わないことです。ダニの全身が皮膚に乗っているだけの状態ならティシュなどにうまく捕獲して後刻ダニの種類を確認するのに役立てて下さい。しかし多くは皮膚に頭部をもぐりこませて吸血しています。暴力的に振り払うと、虫は取れても、頭が皮膚に残った状態になります。こうなると簡単には取れなくなり、皮膚科か外科で皮膚を1ミリほど切開して頭ごときれいに取り出す必要があります。頭を皮膚にもぐり込ませた虫体は一見皮膚のカサブタのように見えます。しかしよくよく見ると、カサブタに手足があるのでびっくりします。

Q: ハイキングコースで刺されないための予防法はありますか

A: 長袖、長ズボン、帽子、靴下の着用が必要です。子供達もスカート、半ズボンは禁止にして下さい。肌が出ている顔、首まわり、手首より先などには防虫スプレーを使います。スプレーはいったん手のひらに吹き付けてから必要な部位にこすり付けるようにすると、ムラなく塗ることができます。

 休憩を取る際には直接地面に座ったり寝たりせず、必ず大きめの敷物を利用しましょう。マダニはヒトを含めた動物の体臭を察知して飛び移ってくるようですが、ハイキングコースには蜂類も居るかもしれませんので香水、オーデコロン、香料たっぷりの化粧品も避けたほうが無難です。


(鷲崎 誠=東京地下鉄株式会社保健医療センター所長)
筆者プロフィール

鷲崎誠(わしざき・まこと)
医学博士。昭和大学医学部卒業後、虎ノ門病院病棟医・専攻医、順天堂大学呼吸器内科講師、伊勢丹健康管理センター所長を経て、東京地下鉄株式会社保健医療センター所長。虎ノ門病院健康管理センター非常勤嘱託医、21健医総研主任研究員を併任。日本産業衛生学会代議員、日本サルコイドーシス学会理事・幹事、日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医。著書に「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」、「日頃気になる 体のあのこと この症状」などがある。
この記事のバックナンバーを読む
前のページへ 1ページへ 2ページへ 3ページ
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る