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散歩は朝がいいか夜がいいか

Q: 夜間のウオーキングで特別に注意しなければならないことはありますか。

A: 夜間に限りませんが、天候や季節に応じて服装に配慮し、体温調節に注意してください。また極寒、酷暑、暴風雨雪の日にわざわざ出かける必要はありません。そのような日は室内でダンベル体操や腹筋背筋を鍛えるだけで十分です。

Q: 夜間は防犯上の問題もありますし、交通事故にも要注意ですね。

A: 「オヤジ狩り」と称して暴力を振るったり、金銭を盗ったりする若者もいます。こうした犯罪者には注意が必要です。

 交通事故では特に後ろから迫ってくる車、自転車を常に察知できる感覚を磨いておきたいものです。思わぬ事故に遭っては大変です。最近都会では自転車のマナーが悪く、歩行者のそばギリギリを音もなくかなりのスピードですり抜けていくことがあります。高齢者を転倒させ、死亡事故になったことすらあります。

 車の運転席から前方の歩行者をみると、ライトを下向きにしているときは意外に目立たないことが多く、服装の色が黒や濃い色の場合は周辺の色と同化して更に分かりにくいことが多いのです。歩行者は後ろから車の前照灯が当たると自分は運転者に認識されていると思いがちですが、実際にはかなり接近するまで確認できないものなのです。運転者に自分の存在を知らせる意味でも、服装の色は白やそれに近い明るいものが無難です。白っぽいハンカチなどを広げて手に持って歩くと結構目立ちます。

 東京都警視庁のホームページを見ると反射材の利用を推奨しています。自転車につけるもの、かばんや靴につけるタイプのものなどいろいろあるようです。


(鷲崎 誠=東京地下鉄株式会社保健医療センター所長)
筆者プロフィール

鷲崎誠(わしざき・まこと)
医学博士。昭和大学医学部卒業後、虎ノ門病院病棟医・専攻医、順天堂大学呼吸器内科講師、伊勢丹健康管理センター所長を経て、東京地下鉄株式会社保健医療センター所長。虎ノ門病院健康管理センター非常勤嘱託医、21健医総研主任研究員を併任。日本産業衛生学会代議員、日本サルコイドーシス学会理事・幹事、日本呼吸器学会専門医、日本内科学会認定医、日本人間ドック学会認定指定医。著書に「健康診断・人間ドック『気になる』疑問」、「日頃気になる 体のあのこと この症状」などがある。
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