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ストレスを利用し 自らの能力を引き出す

・実現可能な目標
 軽度のストレス、つまりストレスがかかる期間が短ければ、それは自分の能力を十分に発揮するために脳を活性化できます。

 今日中に仕事を仕上げないといけないとか、今週中に大きなプロジェクトを立ち上げないといけないというようなものです。

 自分がもう少しがんばれば、達成可能なことであれば、ストレスをうまく使って自分の能力を引き出すことができるわけです。

 ここで重要なことは、自分の能力の範囲で実現可能なことであるということです。あまりに大きな目標では、やる気もなくなってしまうからです。人間の脳のすばらしいところは、目標設定を上手に変えていけることです。

 無理だと思ったらできる範囲のことに目標を変更していくことで意欲を持続しながら、仕事を続けていくことが可能なのです。

 これだけを絶対にやらないといけない、そんなふうな目標設定では、意欲がなくなってしまうのです。

・ストレスが潜在能力を引き出す
 自分がどこまで仕事ができるのか、それはだれにもわかりません。想像以上の仕事ができたりするのは、自分に対して過小評価をしていたということになります。そんな潜在的な能力を引き出すのがストレスでもあるのです。

 無理難題があっても、それをはねのけようとする力、それはアドレナリンをからだの中に分泌させます。それによって、脳の回転も筋肉の力もアップしてきます。ただし、これをずっと続けていくことはできません。肉体ですから疲労して、次第に能力が低下してしまいます。

 アドレナリンによって能力がアップしたり、脳活性が起きている短い時間をうまく使うことで、潜在能力を引き出し、自分の能力を100%以上に使うわけです。

 それは決して楽なことではありませんが、いまよりちょっとがんばること、そこから始めてみましょう。

(米山公啓)
米山公啓(よねやまきみひろ) 医学博士、作家

専門は神経内科。1978年聖マリアンナ医科大学卒業。
98年聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を辞して、本格的な作家活動を開始。主な著書に、「男は「段取り脳」でよみがえる」(講談社)、 「人はどうして痩せないのだろう」(集英社)など多数、ホームページは、http://yoneyone.com/
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