ここから本文です

テレビのオリンピック観戦で脳を活性化させる

・勝ち負けを気にするだけでなく精一杯感情を込める
 北京オリンピックが始まれば、多くの人はテレビ観戦で喜んだり、悲しんだりということになるでしょう。

 よくよく考えてみれば、スポーツを見ているだけなのに、感情まで動かされるとはすごいことです。扁桃体と呼ばれる感情をチェックする場所が興奮すれば、勝ち負けに関係なく、一瞬にして忘れない記憶になって残っていきます。それは脳に新しい神経回路を作るいいチャンスともいえるのです。

 だからできるだけ、真剣に見て、感情を揺さぶられるような見方をすべきなのです。もちろん日本が勝てば、満足感の高い記憶となりますが、たとえ負けてもしっかり記憶に残っていきますから、感情を込めて精一杯応援するのは決して無駄ではないのです。

・体も一緒に動かしてみよう
 マラソンをテレビで見るとき、できれば一緒に体を動かしてみましょう。もちろん見ているだけでも実は運動神経を刺激していることになるのですが、それより一緒に体を動かすことで、さらに強い刺激となります。

 野球であれば、自分が仮想空間のバッターボックスに立って、バットを振っているつもりになってみましょう。見て想像しているより、実際に体を動かすほうがより強い刺激となって脳に記憶を刻み込みます。さよならヒットをもしテレビを見ながら一緒に打てたら、あなたの脳にも感動だけでなく、運動の記憶として残っていくはずです。

 オリンピックは普段のスポーツ観戦より、ずっと強い記憶となって残っていくはずです。それは見る側がより感情を込めて、見ていくからです。それを脳活性に使わない手はありません。

 過去のオリンピックでも、真剣に見たものほど記憶に残っているはずです。北京オリンピックで脳活性をしたいなら、いままで以上に選手の気持ち、動作のまねをして観戦してみましょう。

(米山公啓)
米山公啓(よねやまきみひろ) 医学博士、作家

専門は神経内科。1978年聖マリアンナ医科大学卒業。
98年聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を辞して、本格的な作家活動を開始。主な著書に、「成功する人の頭のなかみ」(中経出版)、「こころとからだの12ヶ月」(集英社)など多数、ホームページは、http://yoneyone.com/
この記事のバックナンバーを読む
前のページへ 1ページへ 2ページ
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る