ここから本文です
Dr.米山の活脳術
朝の起き方でその日の脳が決まる

(2)カーテンを開ける
 起きてカーテンを開ける、当たり前のことですが、これには重要な意味があります。

 人のからだのリズムは実は25時間なので、24時間にリセットしないといけないのです。それには、朝の光を目を通して脳に入れると効果的です。光の刺激が脳の松果体という場所に達すると、メラトニンというホルモンの分泌が抑制されて、朝モードに切り替わるのです。

 だから遮光カーテンの中で寝ていると、自然に明るくなったという感覚がないので、急激に朝モードに切り替えなければなりません。

 光の変化がわかるカーテンをつけ、朝は思い切りカーテンを開けてみましょう。

(3)青空を見る
 青空を見ると気分がすっきりするものです。青空を見ることで、なぜか意欲も湧いてきます。時差ぼけを治すには、青空を見るといいという研究もあります。青の色がどうも人のからだのリズムに大きく影響するようなのです。

 朝起きて、カーテンを開け、青空を眺める、まったく当たり前のことですが、これには重要な意味があったというわけです。

 色に対する感覚も、遺伝子の中に組み込まれているものです。赤が血の色で、危険を現すというのは、学習してきたことではないのです。だから空の色が青いのは、実は大気の影響ですが、何千年、何万年と人類が青い空であるときは、危険が少ないということを学習し、遺伝子に組み込まれてきた知恵でもあるのです。

 だからこそ、青空を見るというのは、安全で、仕事ができるということになり、期待感や意欲が高まるのです。

(4)すぐに仕事を始めてみる
 朝はどうも弱くて、仕事を始めるのに時間がかかるという人も多いものです。しかし、それは起きてしばらくしないと、脳が回転しないと思い込んでいるからです。意外に早朝、アイデアが浮かぶことも多いのです。朝、余計な情報が入ってこないで、昨日の記憶が整理された脳は、むしろ非常にいろいろな考えを作りだすものです。

 起きてすぐにパソコンの前に座って、ちょっと仕事をしてみましょう。習慣にしてしまえば、自分の脳の意外な活性度を知るはずです。

(米山公啓)
米山公啓(よねやまきみひろ) 医学博士、作家

専門は神経内科。1978年聖マリアンナ医科大学卒業。
98年聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を辞して、本格的な作家活動を開始。主な著書に、「成功する人の頭のなかみ」(中経出版)、「こころとからだの12ヶ月」(集英社)など多数、ホームページは、http://yoneyone.com/
この記事のバックナンバーを読む
前のページへ 1ページへ 2ページ
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る