
![]() 2006/09/21
北海道旭川市にある旭山動物園がこのところずっと話題になっています。子供のころ,それに大人になって子供を連れていった時以来,動物園はまず訪れない場所になっている人が多いと思います。 旭山動物園の場合,動物たちの面白くて自然な姿を見せるという“発想の転換”によって,多くの人が行ってみたい場所になりました。こんな発想こそ,活脳塾に求められる脳の使い方です。 ![]() どんな仕事もプロジェクトも,潤沢にお金もなければ,スタッフもいません。そして,「これじゃダメだ,無理だ」と思ったときが,まさにチャンスなのです。そこにあるのは,あなたの脳が生みだすアイデアしかないからです。 その時こそ,脳を最大限に使うチャンスなのです。時間的な余裕やお金がある状況では,脳はなかなか働きません。 つまり非常に緊張した状態であること,自由が利かない制限された状況であること,こんな時こそ,脳はもっともよく働くわけです。旭山動物園のスタッフもそんな状況からアイデアを出していったのですから,一度それを見ておくのは,きっといい脳活性化につながるはずです。時間があれば実際に行ってみてはどうでしょうか。 私たちの脳は同じようなことばかり考えているものです。ある程度,他人の行動も予測がついてしまいます。動物園で猛獣の檻を眺めていると,突然,こちらに向かって飛びかかってきたりします。警戒していても,それを無視するような予測不能な動きです。これこそ,私たちの脳の予測を裏切った行動であり刺激的です。動物たちの予測できない動きをじっくり観察してみましょう。 私たちが驚かされるのは,こちらの予測をはるかに超えた動きがあったときです。これは普段の生活ではなかなか体験できません。動物園に行くと,たくさん驚いてしまいます。あなたの眠りかけた脳が目を覚ますはずです。 写真や映像で動物を見ていると,どうもリアリティがありません。動物園へ行くと,動物たちの匂いを感じることができます。子供のころには感じていた匂いです。彼らは匂いを情報交換に使っていることがわかります。私たちは匂いに対する感覚をすっかり失っています。 脳はより多くの感覚で刺激したほうが,活性化させることができます。時には,動物たちの強烈な匂いを感じてみましょう。忘れかけていた感覚が戻ってくるかもしれません。 (米山公啓)
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