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天野宏の実用・漢方早わかり
気管支拡張症と漢方

2009/04/16

 痰とせきが慢性的に続き、とくに夜間寝ている間に痰がたまり、朝方に痰がでる病気に気管支拡張症がある。子供のころからかぜをひきやすく、長引く人や中高年の女性に比較的、多く見られるといわれている。気管支壁が炎症などで破壊されて内腔の一部が拡張しておこると考えられている。

 西洋医学では基本的な治療としてマクロライド系の抗菌薬のほかに気管支拡張薬、去痰薬などを併用する。

 漢方では血、水のめぐりが悪い状態であると考え自覚症状の改善、感染予防を目的に薬方を選んでいく。西洋薬との併用もしばしば行われる。

 よく使われるのが「清肺湯(せいはいとう)」、「滋陰降下湯(じいんこうかとう)」、「苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)」、「竹筎温胆湯(ちくじょうんたんとう)」、「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」などである。

 清肺湯は胸部に熱が残り咳、痰が長引きなかなか止まらないものに用いる。激しい咳き込みが強く痰が粘調で切れにくく、喀出までに時間がかかるなどの症状がみられるときに適している。古典には「此方は痰火咳漱の薬なれども虚火の方に属す」とある。

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