ここから本文です
天野宏の実用・漢方早わかり
冷房による冷えに効く漢方

2007/08/23

 真夏の都会を避けて若いころは海、山へと出かけた人も50歳を過ぎると、夫婦でクーラーの効いた劇場やレストランで長い時間を過ごすことが多いようである。

 体が冷えても途中で席を立つことが出来ず、半そでやノースリーブ姿で入ったのを悔やんだ人も少なくないはずである。蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすためにはクーラーは欠かせない。家にいても体に悪いと思いながらもついついクーラーを長時間つけてしまう。

 クーラーの普及は冷風による冷えから頭痛、肩こり、鼻炎、喘息、腰痛、神経痛、膀胱炎、下痢、腹痛などさまざまな症状を引き起こしやすい。

 漢方では冷え症を新陳代謝が低下し熱産生能が低くなった陰証、虚証の状態としてとらえる。「証」に応じていくつか薬方があり、かなりの効果が期待できる。

 よく用いられるのが「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」「当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」「五積散(ごしゃくさん)」「温経湯(うんけいとう)」などである。

 当帰芍薬散は、老若男女を問わず冷え症で貧血傾向があり腰や脚が冷えやすく、頭痛、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などがあるものによい。薬方の「当帰(とうき)」「川芎(せんきゅう)」「芍薬(しゃくやく)」が貧血を補い血行を良くして冷え症を治す。

1ページ 2ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る