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天野宏の実用・漢方早わかり
関節リウマチと漢方

2007/06/21

 60万人とも100万人ともいわれ、30歳から50歳にかけて好発する「関節リウマチ」。その症状は、関節が赤く腫れて痛みがでてくる。手指、足指から起こることが多く、次第に他の関節にも痛みが起こる。

 関節リウマチは全身の病気であるため、悪化すると関節以外に心臓、肺、神経系にも及んでくる。原因として特殊な病原微生物の感染、代謝異常、免疫異常などがあげられているが、はっきりしたことはわかっていない。

 西洋医学では抗炎症薬、抗リウマチ薬などを用いて治療する。薬物療法でも関節炎が続き、関節破壊になったときには外科的療法が行われる。

 漢方では主に体液の偏在により水分代謝、新陳代謝が障害される水毒によって起こると考える。また、慢性病に関連して現れる血のうっ滞である瘀血(おけつ)を考慮して治療する。

 代表的な薬方は、「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」「越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)」「薏苡仁湯(よくいにんとう)」「麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)」「大防風湯(だいぼうふうとう)」「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」などである。

 桂枝加朮附湯は、早期の関節リウマチで胃腸が虚弱な人の代表的な薬方でよく使われる。体力が低下した冷え症の人の関節痛、神経痛に用いる。発汗ぎみで悪寒があり尿利がしぶり出にくいか、あるいは尿意が頻繁で、四肢の関節が腫れて痛み、四肢の運動が不自由なものを対象とする。

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