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Dr.鷲崎の健康エビデンス
第54回 痛風の原因と対策
2006/12/27

 日本語は痛みの表現が豊富です。痛風発作の激痛を「足の親指をペンチで締め上げられるような痛み」とか「風がちょっと足にかかっただけでも痛みが倍増する」とかその激しさを巧みにあらわすことができます。

足の親指の付け根の外側が好み

 痛風の痛みの原因は体内で増加した尿酸です。尿酸は健康人でも常に1200mgくらい存在し,毎日700mg生産され,それと同じ量が排泄されています。この生産と排泄のバランスがとれている間は何の問題も起こりません。しかし,生産過剰か排泄不足かその両方が起きると,いつもプールされている1200mgを超えることになりますので,過剰の尿酸は血液の中で飽和状態になります。

 血液に溶ける尿酸は血液1dl中に6.8mgまでで,それを超えると理論的にはいつ結晶になってもおかしくなく,7.0mg以上では高尿酸血症と診断され,7.5〜8.5mgは要注意,8.5mg以上ではいつ痛風発作を起こしても不思議ではない状態と考えられます。痛風の痛みの原因はこの結晶化した尿酸なのです

 尿酸の結晶は特に足の親指の付け根の外側が好みのようです。他には耳たぶ,腎臓,その他全身の関節などどこにでも集まります。

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