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明るい糖尿病ライフ
生活習慣病になれない? アルプスの桃源郷・ストッカレッド村の秘密
2008/01/14

 このコラムでは、元シェフで無事に糖尿病歴30年を乗り切っている筆者が、自身の経験と勉強をもとに、糖尿病予備軍やビギナーの方に役立つメッセージをお送りします。糖尿病の人は、床に伏すような病人ではありません。元気に暮らしていける社会人です。このニュアンスの違いをよく理解し、糖尿病の知識を深めてその不安を解消していきましょう。

食事は「肉」に片寄ったヘビーなもの

 新年ですから、まずはおめでたい話を。

 水の都ベネチアから北西に100キロ、イタリアン・アルプスの山中に人口400人余りの小さな村 Stoccareddo(ストッカレッド)があります。

 その存在すら知られていない、まったく無名の村でしたが、数年前に突然脚光を浴びるようになりました。

 肥満と運動不足が招く生活習慣病が、先進諸国で医療費激増の元凶として目の敵にされていますが、この村の住民はなぜか生活習慣病とは無縁の長寿を誇っています。

 さぁ、その原因は食べ物でしょうか?環境でしょうか?それとも遺伝でしょうか?

 食生活はイタリア人ですからヘルシーで有名な地中海式かと思いきや、まったく正反対の「肉」に片寄ったヘビーなもの。つまり、脂の多い牛肉や羊肉、チーズ、バター、生クリームなどが主体です。ワインを飲み、グラッパ(ブランデー)を楽しみ、多くの村民は喫煙者でもあります。

 たしかにアルプスのさわやかな空気、きれいな清水、喧騒のない環境はすばらしいものですが、これは近隣の村だって同じこと。

 どうも秘密は村民の姓(名字)にあるようなのです。

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文・河合 勝幸(かわい かつゆき)

38歳の時、人間ドックにて「2型糖尿病」と診断される。河合さんが主宰する「On-line糖尿病ウォッチャー」(糖尿病についての情報サイト)のHPはこちら。アメリカ糖尿病協会プロフェッショナル・セクション会員、(社)日本糖尿病協会インターネット委員会委員。1940年、川崎生まれ。1965年以来、フランスやスペインでの生活が長い。2型糖尿病と診断された当時、体重は110kgあったが、現在は身長175cm、72kg。元シェフでありフランス料理の名門・東京會舘OB。往年のパリでレーモン・オリヴェ(グラン・ヴェフール)やトポリンスキー(ラペルーズ)に師事して美食学を研鑚。著書に「糖尿病のある人の海外旅行術」(講談社)、「河合勝幸のおいしくてきれいになる地中海スローフードレシピ」(日経BP社)、などがある。現在は九十九里浜に在住。週末は薪を割って石窯でパンを焼き、自家菜園でガーデニングに励むパワフルな“Type2”。

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