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キャラメル片手に町歩き
江戸の名残を歩く <本郷編>~赤門・三四郎池・春日局~
2009/07/24

かねやすの碑

 文京区本郷と言うと、東京大学を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。東大の本郷キャンパスは、江戸の頃は加賀百万石の前田家の上屋敷でしたが、キャンパスに入ってみると、江戸の大名屋敷の名残に今でも出会うことができます。 今回は本郷界隈を歩いてみましょう。

本郷もかねやすまでは江戸のうち

 東京メトロ丸ノ内線本郷3丁目駅から東京大学の方角に向かって歩いていきます。駅からすぐ近くに、本郷通りが走っています。本郷通りと春日通りが交差する辺りまで来ると、「かねやす」という表示が目に飛び込んできますが、これは何でしょうか。

 兼康祐悦という歯科医が、この場所に住んでいました。歯磨き粉の販売で名前も利益も上げた人物ですが、そのお陰か、祐悦の居宅の土蔵は非常に大きく、目立つ存在でした。

 当時は、本郷ぐらいまでが江戸の町でした。本郷は江戸と近郊の境目だったわけですが、それを表現する時にフレーズとして使われたのが、「本郷もかねやすまでは江戸のうち」という言い回しだったのです。

 本郷の街も、祐悦の居宅がある辺りまでは江戸なのだというわけですが、それだけ大きな土蔵を持つ祐悦の居宅は目立つ存在だったことが分かります。ランドマークのようなものでした。

 その前を走っている本郷通りは国道17号線、つまり中山道ということになります。この道を北に進んでいくと、江戸近郊最初の宿場である板橋宿に入ることになります。この中山道沿いに広がっていたのが、これから向かう前田家の本郷上屋敷でした。

国道17号線(中山道)

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