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都会で森を感じる暮らし
インタビュー●中野博氏(住環境ジャーナリスト)「団塊世代にもロハスな暮らしのススメ」(前編)
2006/11/03

中野博氏(住環境ジャーナリスト)
1964年,愛知県生まれ。早稲田大学商学部を卒業後,民間企業の産業アナリストを経て,現在は株式会社エコライフ研究所の代表。この11月11日(土)に日経BP社セカンドステージ主催のセミナー「都会で森を感じる暮らし」で講演を行う(受講者を募集中,詳細はこちら)。環境と健康に配慮した家づくり(エコハウス)を提唱する住環境ジャーナリストとして,すでに全国の住宅会社1500社ほどを取材・指導。著書に「感動と癒しの『木の家』に住みたい!」(日本実業出版社)などがある。

 「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとったロハス(LOHAS)というライフスタイルとは、健康と環境、持続可能な社会生活を重視すること。住環境ジャーナリストの中野博さんによると、この自然志向の考え方を突き詰めて健康的な生活を送るには、普段、長い時間を過ごしている自分の家そのものの安全性を気遣うことが大切だという――詳細は「団塊世代にもロハスな暮らしのススメ」(前編)。エコハウスの良さを唱え、自らも環境に優しい木の家を7年前に建てた中野さんによると、これから先、自宅が生活拠点となってくる団塊世代にとっては、建築コストが高いと思われるエコハウスも長い目でみればコストは安いと考えられ、「広々とした快適な空間」や「美味しい空気のご馳走」など、結局、味わえるメリットは大きいという。

――エコハウスは一般の住宅と比べて高価なのですか?

 健康にいいエコハウスとは、床や壁、天井や塗料に自然素材を使い、冷暖房費が安くなるような省エネルギー設計を行い、かつ結露が出ない住宅のことです。そのような家を建てるには、一般の家と比べて初期にかかる建築費用はかかります。しかし、家というのは初期の建築費ばかりでなく、何年間気分よく住み続けられるかがポイントです。目先の価格の安さで判断するのではなく、長期的な視点で考えると、エコハウスが高価ではないことが分かります。

――それは、維持費が安いということでしょうか?

 家を購入する際、維持費のことは考慮に入れなくなりがちです。確かにエコハウスは最初、坪単価は高いです。ところが、維持費の安い「いい家」と維持費の高い「普通の家」では、家を建てた後に生じる日々のランニングコストやメンテナンス費が違ってきます。ローコスト住宅は、実は後で高くつくのです。家を建ててそこで生活をしていれば当然、さまざまなエネルギーを使うし、数年もすれば家は傷んできます。日本の住宅は、平均すると25年で建て替えているというデータもあります(国土交通省調べ)。


住環境ジャーナリスト中野博氏によるセカンドステージ・セミナー
『都会で森を感じる暮らし』開催のお知らせ
この11月11日(土),日経BP社「セカンドステージ」では,「都会で森を感じる暮らし」をテーマにしたセミナーを開催します。団塊世代やシニア世代の方々が,都会でどのように暮らしていけば,森という自然と感じる生活を送れるかについて,お話しします。都会で“自然の恵み”を享受し,健康的に生活していくことは可能なのです。詳細はこちら(イベントページへ)。
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