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都会で森を感じる暮らし
インタビュー●中野博氏(住環境ジャーナリスト)「団塊世代にもロハスな暮らしのススメ」(前編)
2006/10/27

中野博氏(住環境ジャーナリスト)
1964年,愛知県生まれ。早稲田大学商学部を卒業後,民間企業の産業アナリストを経て,現在は株式会社エコライフ研究所の代表。この11月11日(土)に日経BP社セカンドステージ主催のセミナー「都会で森を感じる暮らし」で講演を行う(受講者を募集中,詳細はこちら)。環境と健康に配慮した家づくり(エコハウス)を提唱する住環境ジャーナリストとして,すでに全国の住宅会社1500社ほどを取材・指導。著書に「感動と癒しの『木の家』に住みたい!」(日本実業出版社)などがある。

 「ロハス」という言葉を最近よく見聞きするようになった。ロハス(LOHAS)とは,「Lifestyles of Health and Sustainability」の頭文字をとった略語で,健康と環境,持続可能な社会生活を重視するライフスタイルのこと。ロハスの思想は米国生まれだが,実はその考え方の中身は,「もともと日本にあった考え方です。自然志向の考え方や,健康的な生活が見直されるのは好ましいこと」と,エコハウスの良さを唱え,自らも環境に優しい木の家を7年前に建てた住環境ジャーナリストの中野博さんは語る。これから先,自宅が生活拠点となってくる団塊世代にとっての「ロハスな暮らし」「健康な住まい」について,中野さんに指南してもらった。前編・後編の2回に分けてお届けする。

――「ロハスな生活」は,新しいライフスタイルではないのですか?

 「ロハス」の提唱者である米国の社会学者ポール・レイと話す機会がありました。彼は,日本の古い寺社仏閣といった建築物や,米に対する文化,それに自然を敬い感謝する食文化は,ロハスそのものだとして高く評価しています。古くから「健康」「自然」を重視するライフスタイルを日本人は営んできたのです。そうした昔からの「健康」「自然」志向の考え方は,「ロハス」という呼びやすい短い言葉に置き換えられ,一気に広がった気がします。「エコ」という言葉も以前からありましたが少し真面目過ぎるイメージがあり,それよりも「ロハス」の方が“新しくてカッコ良く,お洒落”に思われて受け入れられたのでしょう。

――住宅業界もロハスを意識しているようですね。

 日本では戦後,短命になる工業住宅やプレハブ化が普及しました。このため,生産性を重視するフロー経済下では,平均すると25年に1度という短期間で家の建て替えが行われていました(国土交通省の統計)。長命住宅や100年住宅という思想はなかったのです。ところが近年は,カラダに優しく子育てにもいい自然素材,天然素材の建材を使った,長く使える「健康住宅」「エコ住宅」のニーズが高まり,そうした家が増えてきているのです。


住環境ジャーナリスト中野博氏によるセカンドステージ・セミナー
『都会で森を感じる暮らし』開催のお知らせ
この11月11日(土),日経BP社「セカンドステージ」では,「都会で森を感じる暮らし」をテーマにしたセミナーを開催します。団塊世代やシニア世代の方々が,都会でどのように暮らしていけば,森という自然と感じる生活を送れるかについて,お話しします。都会で“自然の恵み”を享受し,健康的に生活していくことは可能なのです。詳細はこちら(イベントページへ)。
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