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エアコンを内蔵した“洗濯ロボット”ドラム式洗濯機

低温乾燥だから衣類の傷みも少ない

 洗浄力が高いのに,布傷みの少ないことも,この洗濯機の大きな特徴だ。もっとも,その点では,サンヨーの「バイオ・スチームランドリー」日立の「ビートウォッシュ」なども,甲乙つけがたい気がする。同じ松下の縦型洗濯乾燥機も,遠心力を使って洗浄するため,驚くほど布傷みが少ない。(「こぼれ話3」へ

 だが,これらの機種は,すべて乾燥にヒーターを使っている。対する「ななめドラム」はヒートポンプ。ときに100度C以上の熱風を衣類に当てるヒーター式に比べ,ヒートポンプ乾燥方式では65度C前後の温風を使うため,化学繊維のシャツが縮んだり,プリント素材を傷めることが少ないのだ。

 しかも,これまでよりも低温だから,乾燥中でもドアを開けても危険はない。だから,熱に強い素材から弱い素材まで一緒に洗い,乾燥時に弱い素材だけを取り出すといった横着な洗濯ができる。

 また,ちょっとだけ乾燥して室内や屋外に干す,あるいは外で半分くらい干して,最後にちょっと乾燥させる,といった,オタク的な使い方だって可能だ。ヒートポンプ方式は,使い勝手もいいのだ。

 洗浄力があって,乾燥スピードも速い。さらに省エネで,布傷みも少ない。実に魅力的な洗濯乾燥機だ。

ヒートポンプ乾燥方式のななめドラム
-G(クリスタルグリーン) -N(ノーブルシャンパン)
ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VR1000
2005年9月 松下電器

 実は,この夏から洗濯機の買い換えを考えていて,ほぼ目安をつけた機種があったのだが,ヒートポンプ乾燥方式のななめドラムが発表されて以来,気持ちが傾いている。でも,「初代だからなあ」「あと2世代くらい待てば,さらにいいものになるだろう」といった思いもあって,大いに迷う。

 デジタル家電ほどではないにしても,白物家電も,いつ買ったらいいか,悩むものなのだ。カタログを見たり,メジャー片手に置き場所の寸法を測って洗濯機のサイズと比べる毎日が,しばらくは続きそうだ。

(関戸俊章)
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