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このあと、金襴を使ったお守り袋用生地などを製織している現役の織物屋さんを見学して、NPO法人桐生再生の観光案内コースの一つ「のこぎり屋根めぐり」はおしまい。ほかにも、「有燐館めぐり」「あーとほーる鉾座めぐり」「美術館と遊園地めぐり」と、全部で4コースある。待ち歩きマップなどを手に入れ、好きなように歩くのもいいかもしれない。 最後に、迷路のように小部屋が続く古民家を利用した隠れ家ふうレストラン「芭蕉」で一休みした。ここは一見の価値あり。コーヒーを味わいながら、「桐生再生」と染め抜かれたハッピを着た清水さんの、生まれ育った町への愛着あふれる話は途切れることがなかった。 桐生駅構内に2009年4月にオープンしたばかりの観光案内所に常駐しているという清水さん。ここにいるか、お客さんを案内して、町中を回っているという。その様子がNHKの番組で紹介されたこともあり、ゴールデンウィークは大忙しだった。織物産業を支えた近代化遺産と古い街並み、そして、その町を愛するエネルギッシュな人たち。一度は訪ねてみたい町である。 (フリーライター=佐々木聖)
筆者プロフィール
佐々木聖(ささき・きよし) 1959年、東京都生まれ。企業広報誌や旅行誌などの編集記者、雑誌ライター、単行本の企画編集に携わる。著書に『多摩川なまず旅』(小学館文庫)、『絵で見るふるさとの伝統さがし』(学習研究社)、企画編集した単行本に『鬼平料理番日記』、『直伝 賄いめしの知恵』(以上、小学館文庫)などがある。 プロデューサ紹介
松本すみ子(まつもと・すみこ) 早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。 IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。 2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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