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本当にやりたい仕事って何
杜の都で大人の情報誌を創刊<その2>~人を描く“人間情報誌”へのこだわり~
2009/07/14

 1998年(平成10年)、全国に先駆けて誕生したシニア向けタウン誌『りらく』。前回は、浅井宣夫さん(68歳)が自分と同年代の人たちのための雑誌を創りたいと思い立ち、ついに創刊するまでを紹介した。2009年、『りらく』は10周年を迎える。今では発行部数4万部を誇るが、その道のりは決して平坦ではなかった。ここに至るまでにどんな出来事があったか、振り返ってもらおう。

社長が倒れた!
『りらく』は人間情報誌と語る浅井宣夫さん

 『りらく』が創刊された1998年7月以降、浅井さんは日々休むひまなく、走り回っていた。「編集長として、企画を考え、スタッフに担当を割り振って、進行状況を確認する。それらの作業に加え、クライアントとの打ち合わせ、交渉、営業活動、書店回り、資金繰りなど、経営者としての仕事もこなす必要がありました。毎日がフル回転状態でした」と、当時を振り返る。

 ただ、部数は伸びていった。創刊号の販売実数は2000部。奇しくも、最初に手がけたタウン誌『月刊せんだい情報』の創刊号と同じ数字だった。その経験があったので、2号や3号あたりまでは苦戦するだろうが、きっと上向きになると確信していた。その予想通り、4号目からは上昇カーブを描き始め、右肩上がりで推移していった。

 とはいえ、浅井さんが何役も掛け持ちしなければならない状況は変わらず、何年経っても日々フル回転。そんな状況に耐えられるわけもなく、先に体が悲鳴をあげた。2005年10月、浅井さんは倒れ、救急車で搬送されたのである。「医師は一言、ストレスですねといいました。加えて過労。私は持病もあるので、それが悪化し、体がボロボロになっていたようです。そのまま入院しました」。


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