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本当にやりたい仕事って何
大人が落ち着いて楽しめるロックバーをオープン<その2>~6年目の四谷荒木町「テキサスフラッド」~
2009/06/01

 扉を開ければ、マスター自薦の「大人のロック」が鳴り響く。東京・四谷荒木町の「テキサスフラッド」は、関根章さん(60歳)が53歳でサラリーマン生活に別れを告げ、オープンしたロックバーだ。6年目を迎え、「まだまだ軌道に乗せるために頑張っている最中」と関根さんはいうが、海外旅行ができるほど、気持にゆとりが出てきた。

 前回は開店準備まで触れたが、今回はオープンからの道のりを振り返り、「好きなことをして生きる」セカンドステージを紹介したい。

東京の真ん中に店をつくる
関根章さん

 大手レコードショップに30年勤務した関根さん。2002年11月に退職し、翌年4月に『テキサスフラッド』をオープンした。店名は35歳で夭折したブルースロックのギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの曲(アルバム)名から取ったというのも渋い。

 イメージ通りの「大人が落ち着いて楽しめるロックバー」を、どうしたら、できるだけお金をかけないで実現できるか。都内のロックバーをあちこち回ったり、内装・外装の研究をしたり、5年間かけて綿密な計画を立てたのは、前回紹介した通りだ。

 どこで店を開くか。立地と物件も、成功と失敗を分ける重要なカギになる。いろいろな場所を検討したが、いくつか絞り込んだ候補のひとつが、四谷の荒木町だった。小粋な料理屋が立ち並び、迷路のような横丁や路地裏に、かつての花街の風情をかすかに残す。東京でも数少なくなった「大人の街」が魅力だった。

 「ここは東京の真ん中。銀座からも新宿からも近い。都心に会社があれば、地下鉄で気軽に立ち寄れます。吉祥寺などもいいけれど、千葉方面の人は逆方向だから、会社帰りにわざわざ行きません。地元の店じゃなくて、都内全域をお客さんにしたかったんです。こんな裏通りでも、魅力ある店がつくれれば、リピーターになってもらえるのではないかと思いました」。これが、関根さんが荒木町に店を構えた理由だ。


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