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本当にやりたい仕事って何
交流の場を提供する「よろずや余之助」<その2>~コミュニティビジネスを成功に導く5つの実践~
2009/04/14

 群馬県太田市のコミュニティカフェ「余之助茶屋」。歌声喫茶などのイベントや「よろず困り事無料相談」など、地域の人たちの気楽な交流の場として7年目を迎えた。運営するNPO法人「よろずや余之助」代表の桑原三郎さん(59歳)は、経済産業省の市民活動活性化モデル事業にも認定されたコミュニティビジネス先駆けのキーマンとして、よく知られている。

 前回は「よろずや余之助」のこれまでの主な活動を紹介した。今回は、市民による地域活性化事業として期待が寄せられるコミュニティビジネス成功のカギを聞いた。

行政も企業もできない、市民ならではの工夫
NPO理事長の桑原三郎さん

 行政も企業もすくいあげにくかったり、特殊だったり、小口だったりする地域の問題。しかし、地域住民にとっては切実な課題だ。そうした隙間のニーズをとらえるのが、コミュニティビジネスの勘所である。とはいえ、もともと採算ベースに乗りにくい案件に取り組む事業だけに、運営を続けていくのは決して容易ではない。

 成功に導くための実践の要点とは何か。桑原さんは「よろずや余之助」7年間の経験を通じて、それを次の5つにまとめている。

  1. 回転率よりも交流率
  2. 手法にひと工夫
  3. 仕掛けと潤滑油
  4. 連携力
  5. 貸借バランス

 まずは、“交流率”。「よろずや余之助」の運営資金の柱となる喫茶店の余之助茶屋。繁盛させるには回転率を上げたい。だが、そういう発想は「企業の論理」と桑原さんは言う。

 「市民活動によるコミュニティビジネスの場合は、まず、交流率を上げることを考えなければ。そこに集まった人たちが、どれだけ楽しんで、交流の輪を広げられるか。そうすれば、おのずと回転率も上がっていくわけです」。

「余之助茶屋」は一見、普通のコーヒー店

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