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本当にやりたい仕事って何
働きながら海外ロングステイ<その1>~寿司店で働きながら交流を楽しむ~
2009/03/03

 海外ロングステイはリタイア後のあこがれの暮らしだ。しかし、いざ始めてみると、現地の人たちの交流は少なく、家とスーパーマーケットを往復する単調な生活になりがちだともいう。多くの人と関わりながら、現地に溶け込むためにも「仕事をしながら暮らしたい」という声は多い。今回は、オーストラリアのケアンズで、働きながらロングステイを楽しむ夫婦をリポートする。

自宅前で出迎えてくれた熊谷さん夫妻

45歳からは好きなように生きたい

 以前も紹介したことのあるオーストラリアでの海外ロングステイ(過去記事参照)。今回は、リゾート地ケアンズならではの働きながら暮らす方法を紹介しよう。

 グレートバリアリーフの入口、ケアンズにはさまざまなスタイルで海外暮らしを楽しむシニアがいる。なかでも注目したいのは、「働くことができる」暮らし方だ。地元のショッピングセンターにある寿司店で働いるのは熊谷康雄さん(60歳)。熊谷さんは早期退職してから、あこがれの海外ロングステイを実現した。

 「仕事を辞めたのは53歳の時です。それまでは地方公務員でした」。熊谷さんは、福岡県の出身。地元の役所に勤めていたものの、夜は両親が経営するファミリーレストランを手伝っていた。「役所勤めなので給料は出ないんですが、5時からは料理人。だから毎日14~15時間は働いていました。それができたのは料理が好きだったからやな」。

 今も福岡弁まるだしで気さくな熊谷さんは、ただの公務員ではなかった。実は学生の頃から、外国で暮らしたいと考えていたのだ。「役所勤めは45歳までと決めていて、その後は自分の思うような人生を送りたいと思っていました」。

 ケアンズに来るようになったきっかけは、40代後半の夫婦旅行だった。旅行する前のオーストラリアの印象は乾燥した大地。しかし、熱帯から亜熱帯に属する北東部は、緑豊かな熱帯雨林と、世界遺産のグレートバリアリーフに囲まれた南国リゾートだった。

熊谷さんが暮らすケアンズ北西部の市街地。落ち着いた住宅街だ

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