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本当にやりたい仕事って何
同僚たちと立ち上げたワイナリー「東夢」<その2>~これから定年を迎える仲間たちに引き継げる事業を~
2009/02/23

 ふるさとの情景を取り戻したい。前回は、その思いから定年後の生き甲斐としてはじめた「ぶどう畑の再生」が、ワインづくりへと発展した経緯を紹介した。今回は手作りワイナリーの奮闘ぶりをお伝えしよう。小さなワイナリーは、これから定年を迎える後輩たちから、そして地元からも熱い視線が注がれている。

これは全部中古と、高野さん

土壌に合った良いぶどうを選別

 荒れた休耕地を再生したものの、ぶどう栽培だけでは採算が取れないことから、ワインへの加工を決めた「東夢」。しかし、社長の高野英一さん(61歳)をはじめ、同じ電力会社に勤めていた仲間たちは、ぶどう栽培もワインづくりもずぶの素人だった。

仲間たち

 「ワインを作るためには、まず、ぶどうを知らなければなりません。醸造許可が降りるまで、知り合いのワイナリーに頼み込んで、軒先で機材を借りて醸造技術を学んだのですが、土壌にあった品種をつくることも大切だとわかりました」。

 甲州の土壌にあった品種には、ピノノワール、メルロー、カベルネソーヴィニヨンといったヨーロッパ品種だけでなく、野生種から改良された甲州や、キャラメルのような香りのするアジロンというぶどうもあった。

 これらのぶどうを育て、2007年秋には、粒を選りながら、厳選した良いぶどうだけを仕込む作業を行った。いざ収穫し、これだけの品種を仕込んでいくにはもっと多くの手が必要となった。それには、後輩の現役世代や家族、友人など、総勢40人以上の仲間たちが手伝ってくれた。「われわれは大量生産のワインを目指すわけではありませんから、安心安全を第一に、よいぶどうを選んで、よいワインを作りたいと思ったのです」。


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