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ワインづくりへの挑戦は壁の連続
ワインづくりに必要なこととして、まず高野さんたちが出向いたのが税務署だった。「なにはともあれ、醸造免許を取らないと始まらない。それで行ってみたら、ほとんど門前払い(笑)。ワインを作ったこともないんだから、まったく相手にしてもらえないんです」。 そこで高野さんたちは、地元のワイナリーに頼み込み、ワインづくりを1から学ばせてもらうことにした。「3回仕込むと基本ができるといわれています。自分たちで作ったぶどうを持ち込んで、作らせてもらっていました。だから、どんなワインができるのか、わかってきました」。 こうした努力を税務署なども見てくれていたらしい。また、定年後にふるさとへの愛着を実現させるための起業だということも理解されるようになった。こうして、3年後には免許も無事取得できた。いよいよ自分たちのワイナリー「東夢」が誕生の時を迎える。 しかし、ワイナリーを立ち上げるには、ぶどう栽培よりもずっと多くの資金が必要だった。次回は、資金繰りからお手製のワイナリー、そこで生まれた新商品など、「東夢」の新たな挑戦を紹介する。 (フリーライター=本多美也子)
筆者プロフィール
本多美也子(ほんだ・みやこ) 就職情報誌では150を超えるさまざまな職業の人にインタビュー。大人向け旅行誌では中高年向けの癒される穴場や温泉記事を数多く執筆。シニアガイドと共にお寺や和文化をめぐる仕事も多く、地方の伝統産業、特産品について詳しい。 プロデューサ紹介
松本すみ子(まつもと・すみこ) 早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。 IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。 2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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