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本当にやりたい仕事って何
元鉄鋼マンが開業した人気の老人ホーム<その2>~薄氷を踏む思いでオープンも、半年で満室に~
2009/02/10

 家族や友人が訪問しやすい駅前という好立地と、何よりも入居者満足度の高さで満室(32室)を続けているのが、横浜市の介護付有料老人ホーム「ぴあはーと藤が丘」だ。新日鐵のエンジニアだった岡崎公一郎さん(60歳)が早期退職して2000年に開設した。一介のサラリーマンがどのようにして人気の老人ホームをつくりあげるにいたったのか。

 前回は独立の決意までを振り返った。しかし、すぐに順調に行くわけがない。今回は開設から軌道に乗せるまで、そして、今なお続く岡崎さんの挑戦を紹介したい。

ぴったりの物件探しに1年間
設備も図面を描いて自分で作るという岡崎公一郎さん

 「開業してみると、駅に近いことはとてもメリットが多いことがわかりました。入居者の家族や友人が訪問しやすいだけではありません。なにより従業員が出社しやすい。送迎のクルマもほとんど必要ありません。運転手は私が片手間でやっても間に合う。買い物にもすぐ行けますしね」。

 岡崎さんは最初から駅に近い場所にこだわり、物件を1年間探し回った。自宅の近くから探していったが、なかなかこれといった物件には出会えなかった。やっと見つけたのが渋谷から30分、東急田園都市線・藤が丘駅徒歩1分のマンションだった。元は企業の社員寮として使われていた。

 なぜ残っていたのかというと、比較的、築浅なので、大家が家賃を高く設定しており、条件が折り合わずに、多くの人が断念し続けていたからだという。幸運だったのは、ちょうどそんなタイミングで、岡崎さんが交渉のテーブルについたこと。大家はもうこれ以上待てないという状況の中、値下げに応じてくれた。

ぴあはーと藤が丘

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