ここから本文です
本当にやりたい仕事って何
「高齢者の下宿」を目指す団塊夫婦の挑戦<その2>~共に暮らし、語り合い、活動できる入居者募集中!~
2009/01/13

 前回は、高齢者が住む部屋を用意し、近隣の人たちと楽しく語り合い、活動しながら暮らせる高齢者の下宿を発案した富山昇さん(61歳)が、「ヴィラ海鈴(かりん)」を完成させるまでを紹介した。

 さて、「ヴィラ海鈴」ではどんな暮らしが実現するのだろう? 早速スタートさせた食事会や各種教室は、すでに地域の人たちに受け入れられるようになっている。また、富山さん夫妻の幅広い交友関係の中から、強力な助っ人も誕生し、運営を支えてくれている。今回は、そんな日々の活動を中心にレポートする。

自分にはできなくても、できる人なら知っている
「地域の人たちが教室に集まってくれるようになりました」と話す富山さん

 昨今の不景気の波はこの「高齢者の下宿」という実験と無関係ではない。富山さんは今にして、退職金はつぎ込んだがローンは組まなかったのは正解だったと思う。部屋はまだ全室満室とはなっていないが、いち早く始めた教室はスムーズにいっているようだ。すでに8つの講座が始まり、地域の人たちに喜ばれている。

 講座のタイトルには、脳いきいきソロバン教室、玄米ダンベル体操教室、健康マージャン教室、ガーデニング教室、古武術を応用した腰痛解消教室、整膚(せいふ)健康教室、スポーツ吹矢教室、大磯歴史研究会などが並ぶ。講座の講師は、ほとんどが地元の仲間やその知り合い。自分ではできないことも、できる仲間に手伝ってもらうことで広がってきた。

 このなかで、富山さん自身が講師を務めるのはスポーツ吹矢教室だ。たまたま、まちづくり活動のみんなの広場として有志が作った「大磯だいすき倶楽部」のメンバーの中に、吹矢の公認指導員がいたという。彼から奨められて、数人の仲間と大磯支部を立ち上げ、指導員の資格を取って始めた。

 教室紹介リーフレットには、「スポーツ吹矢は、大人はもとより子供・高齢者・障害者の方も男女・年齢を問わず誰でも参加できるスポーツです。的に命中した時の爽快感を体験しませんか」と紹介されている。男女も年齢も障害の有無も問わないスポーツ吹矢は、富山さんらしい選択だ。

 練習会場はパティオのデッキ。「本当はマージャン教室の後のカリキュラムだったんだけど、居残りでやり続ける人がいるので、吹き矢はデッキに追い出されちゃった。寒くなると困るね~」と言いながらも、富山さんは楽しそうだ。

玄米ダンベル教室には、お母さんのキミ子さんも椅子に座ったままで参加。

1ページ 2ページへ 3ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る