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本当にやりたい仕事って何
「ありがとう」がもらえる介護タクシーを開業<その2>~59歳の今が充実しているという確信~
2008/10/14

 システム開発会社のSE職を早期退職した荒木正人さん(59歳)が次に選んだステージは、前回紹介したように、個人事業主としての介護タクシーだった。当初は顧客開拓に苦労はしたものの、現在はスケジュール調整に苦労するほどの活躍ぶり。

 「会社員時代には得られなかったものを、日々、お客様にいただいている」と語る荒木さんのやりがいとはどこにあるのだろう。

初めての依頼客の親切に心温まる
キャッチフレーズは「あなたのお出かけ、笑顔でサポート」

 開業日を2007年4月と決め、1月から営業活動に専念していた荒木さんだが、最初に行ったポスティングではほとんど効果が上がらなかった。そこで、有料老人ホームをまわり始め、チラシを直置きしてもらうように頼むと、その頃から少しずつ問合せが来るようになった。そして、ついに開業1日前、正式な依頼が来た。3月31日だった。

 「今でも依頼の内容をはっきり覚えています。チラシを見たホーム入居の女性で、阿佐谷から東京駅まで行きたいとのことでした。車椅子を利用している人でした」。そのお客さんは走行中に、テレビドラマを見て、舞台となっている東北へ行きたくなり、旅行をするつもりになったことなどを笑顔で話してくれた。

 そして、「旅行から帰ってくる日も、よろしくね」と、追加の依頼ももらった。数日後、東京駅へ迎えに行くと、「これ、おみやげよ」と仙台のかまぼこをくれたという。このお客さんからは今も予約が入る。すっかりリピーターだ。「こうした気持ちと気持ちのつながりが、この仕事をしていてなにより嬉しいこと」と、荒木さんは笑顔を見せる。


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