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定年後10年働くための仕事選び<その1>サラリーマンから独立系のFPへ

人生8掛け、60歳はまだ「48歳」

 そんな時、耳にしたのが「人生8掛け」という言葉だ。男性の平均寿命ですら80歳に達した今、体力や精神年齢などを昔の基準では捉えるのは間違いではないかという意味を込めた言葉だ。定年後も溌剌として社会と関わる生き方を実現するためのスローガンともなっている。

オフィスは六本木のアカデミーヒルズ

 木下さんは考えた。「60歳=隠居とはいうのは過去の話で、知力・体力は昔と比べたら40代なわけです。であれば、本当の定年は70歳くらいでいいのではないでしょうか」。

 だが、60歳以降に仕事を続けるといっても、そう容易なことではない。技術や経験が物をいう技術職や職人的な仕事であれば、引き続き、職場にとどまれる可能性は高いが、総合職、いわゆるホワイトカラーには満足できる就職先や力の発揮場所はなかなか見つからない。

 「よくあることですが、自分は部長だったから、部長ならできるという人がいるでしょう。それに、いまさら新しい会社に入って、イチから始めるのはいやだと思う人もいる。彼らは能力と肩書きを混同しているのだと思いますね。だから、それまで働いていた職場の縁故を頼った仕事というのも、私はダメだと思っていました」。

 木下さんは、50歳になった頃から早く新しい道に踏み出した方がいいのではないかと考えるようになった。「これ以上の経験は今の職場では積めないかもしれない。たぶん、今はいちばん経験が溜まっている時。であるならば、今もっている自分の経験を生かせ、かつさらに成長できる仕事を探そう」。そう決意し、早期退職を考え始めた。


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