ここから本文です
本当にやりたい仕事って何
定年後10年働くための仕事選び<その1>サラリーマンから独立系のFPへ
2008/08/05

 定年後も働き続けたいと思っている人は多い。では、どんな働き方を目指すのか。企画開発担当のサラリーマンから、畑違いとも思われるファイナンシャル・プランナーを選んだのが、木下利信さん(60歳)だ。「人生8掛け時代」という言葉を聞いて、60歳以降でも、知力体力ともにまだまだ現役続行可能と考えた木下さんは、70歳まで働くためのプランを考え、定年前にそれを実行に移した。

 会社にしがみつくばかりが仕事をするということではない。長く働きたいからこそ、早めに決断し、自分なりの働き方をするということも、ひとつの選択肢だ。今回は、木下さんの生き方から、“定年後の働き方”を考えてみよう。

理系エリートとしてバリバリの現役時代
FPとして独立した木下利信さん

 木下利信さんは大学の理工学部を卒業後、外資系事務機器メーカーに就職。新商品の開発や新規事業立ち上げなどに数多く関わり、仕事の実績を積み上げてきた。「いわゆるモーレツ社員で、がむしゃらに働いてきました。かといって、仕事や職場が嫌になることもなく、仕事に生き甲斐を感じ、組織を通じて大きな仕事ができることにも喜びを感じていました」。

 能力と実力を備えた木下さんは、さらに職場環境にも恵まれていたといえるだろう。理系特有の緻密さと計画性を最大限に発揮し、着実に実績を積み上げながら、50代半ばには組織を引っ張る重要な責務を担っていた。しかし、自分の中では、このまま定年まで突っ走れるかどうか、少し不安があった。

 「仕事と報酬が見合わない人って、いっぱいいますよね(笑)。役職にあぐらをかいて、成長することなく、何も学ぼうとしないように見える人もいるわけです。私自身は、自分の給与に見合う仕事はしてきたつもりですが、そんな人たちを見ていると、このまま定年まで職場にとどまったときに、自分はどうなんだろうと・・・。その状態で定年を迎えたら、その先には何があるのだろうかと考えるようになりました」。

 会社は定年後も希望すれば、それなりの場を提供してくれるようだ。しかし、経験を積み上げることで学び、自分を成長させてきたと考える木下さんからすれば、成長する意欲を失ったままで、地位や役職にとどまることには疑問があった。


1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る