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すべて自分でやれる“ひとりビジネス”に挑戦<その1>~オーダーのレーザーアート・グッズ製造で起業~

44歳の時に早期退職制度を利用
一人ビジネスのオフィスは自宅

 もう一つ、30代前半に、同僚にすすめられてハマった少林寺拳法の練習時間がなかなかとれないことも悩みの種だった。身体が動くうちに、もう一度しっかり学びたい。埼玉の自宅近くの道場に通っていたので、その周辺か、あるいは自宅でも出来る仕事へとシフトしたいと思うようになった。

 そんなときに提示された早期退職者制度を利用して、堀江さんは辞職を決意する。44歳だった。2人の子どもを抱えていたが、共稼ぎの奥さんは理解してくれた。とはいえ、あと先考えずに、とりあえず辞めてしまったので、どこか小さな会社に就職するか、自分でものづくりを始めるか、この二つを天秤にかけて、いろいろな可能性を模索した。

 「イベントでのキャラクターグッズづくりとか、ネット通販での商品企画を通じて、ものづくりの機械のことはある程度知っていました。そこで、形とデザインの両方をオリジナルで作ることができるという条件のもとに絞り込んでいった結果、レーザー彫刻に行き着いたわけです」。

独立のひとつの動機でもあった少林寺拳法。試合で演武する堀江さん(右)

 退職後3か月目には、レーザーマシンをリース契約するために、会社を起ち上げていた。そして、半年間、ひたすら機械の操作と試作づくりに時間を費やした。

 そのあと、堀江さんはどのようにしてオーダーメイド・ビジネスにたどり着いたのだろうか。次回は、その過程と事業を軌道に乗せるための工夫と努力を紹介する。


(フリーライター=佐々木聖)

筆者プロフィール

佐々木聖(ささき・きよし)
1959年、東京都生まれ。企業広報誌や旅行誌などの編集記者、雑誌ライター、単行本の企画編集に携わる。著書に『多摩川なまず旅』(小学館文庫)、『絵で見るふるさとの伝統さがし』(学習研究社)、企画編集した単行本に『鬼平料理番日記』、『直伝 賄いめしの知恵』(以上、小学館文庫)などがある。


プロデューサ紹介

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。
2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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