ここから本文です
本当にやりたい仕事って何
終の棲家は自分たちの手で!<その1>~コーポラティブ方式のシニア村を作った夫婦~
2008/05/12
「たつのこヒルズ」の外観

 茨城県竜ヶ崎市に「たつのこヒルズ」という名のマンションがある。打ちっぱなしのコンクリートが温かみのある木の外柵に囲まれ、一見、デザイナーズマンションのようなオシャレな建物。しかし、実は、一組の夫婦が入居者と共に作り上げたコーポラティブマンション“シニア村”なのである。

 理想とする住まいを語り続け、ただひたすら入居者を募り、銀行からの借り入れは一切せずに、自身も含めた入居者が出し合った資金で完成させたというシニア村。ごく普通の夫婦に、どうして、そんなことができてしまったのだろうか。それを実現させた今美利隆さんとシニア村の全貌をお伝えする。

51歳でサラリーマンを卒業
今美利隆さん

 思いもかけないところから、第二の人生が始まることがある。日本で初めて、個人でシニア向けコーポラティブハウスを作り上げた今美(いまみ)利隆さん(57歳)の転機も、思いがけないことがスタートとなった。

 今から5年ほど前まで、今美さんは大手電機メーカーの広告部に籍を置き、人気アニメ番組や冠番組のCMを担当するなど、華やかな活躍をする会社員だった。深夜まで夢中になって仕事に勤しんではいたが、「定年後は、社会貢献できるような仕事に取り組んでみよう」などと考えてもいた。

 しかし、それは思いがけなく早く実現することとなった。バブル崩壊後、会社は全国にあるショールームをすべて閉鎖すると発表したからだ。ショールームの統括責任者だった利隆さんは、その整理を担当するように命じられる。閉鎖するとなると、その人たちの行く先を考慮しなければならない。


1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 5ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る