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本当にやりたい仕事って何
白山の自然と文化に魅せられて<その2>~自然と人とふれあうエコツーリズムを体感する~
2008/04/28

 世界的に広がりをみせる旅のスタイル「エコツーリズム」。白山をめぐる市町村が団結して自然保護と地域活性に取り組む「環白山保護利用管理協会」でも、白山の真の姿に触れてもらおうとさまざまなエコツアーを生み出している。

 前回は、その仕事を一手に引き受けている南修さんの取り組みと奮闘を紹介した。今回は、旅の資源掘り起こしに取り組む南さんとその仲間の活動を紹介しながら、知られざる魅力いっぱいの白山体験をレポートしてみよう。

白山の魅力を掘り起こし、新たな旅を創る
環白山保護利用管理協会の南修さん

 石川県白山市白峰にある「白山国立公園センター」は、図書や映像ソフト、情報検索装置などで白山国立公園を紹介する施設だ。この事務室の一角で「環白山保護利用管理協会」の事務局長・南修さん(59歳)は白山のエコツーリズム事業に取り組んでいる。

 エコツーリズムは、平成20年4月に「エコツーリズム推進法」が施行され、盛んに旅行パンフレットなどでうたわれているが、その実態を知る人は少ない。エコツーリズムとこれまでの観光と違うところは、旅行社や観光業者でなく、地域が主体となって、自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を伝えることにある。その活動の中で、観光客に価値を理解してもらい、自然環境の保全と地域の活性化につながっていくことを目指す旅のスタイルだ。

 観光客はただ風景を眺める、食事をするだけでなく、地元のガイドから自然風景の成り立ちや植生を学び、食事に使われる地元食材の知識や伝統食のあり方を知る。体験し学ぶことによって旅に奥行きが生まれ、訪れた土地への理解が深まる。そして、観光客にも環境や歴史文化を守ることの責任があることを知る。物見遊山ではない、訪れた土地への理解と感謝を育む旅である。

 「観光客にエコツアーという新たな視点で白山を旅してもらうためには、われわれがまず新たな観光資源を発掘しなければなりません。白山のエコツーリズムは、まずは地元の人々に地域の資源を見つけてもらうことから始めることになりました。それは地元を発見する『地元学』というものでした」と、南さんは振り返る。

コモチカツラ観察会の参加者

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