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本当にやりたい仕事って何
テクニカルイラストレーターの転身<その1>~そば屋じゃなくて百姓です~
2007/12/04

 都心からわずか1時間半ほどのところに、豊かな自然にあふれる緑の町・武蔵五日市がある。ここは秋留台地から奥多摩の山間部までを含むあきる野市の一部。この里に生まれ育ち、ここでの暮らしや自然を守るために、そば屋を始めたという人物がいる。

 テクニカルイラストレーターからそば屋に転身した清水哲雄さん(54歳)は、「私はそば屋ではなく百姓です」と胸を張る。小麦もそばも自分で育て、それを使ったものしか店に出さない。そのスタイルを清水さんが選択した理由とは?

目指すは農家で出すそばの味
清水哲雄さん

 「さあ、食べてみてください」。出されたそばをすすりこんでみると、驚くほどくっきりと味が際立ち、「そば」そのものが口いっぱいに広がった。添えられた野菜をそばつゆにつけて食べると、これまた人参は人参、大根は大根の「濃い味」がする。大地の栄養をしっかり吸収して育った味だ。

 「そばは二八そばで、そば粉も小麦粉も義弟の畑で作ったもの。野菜も義弟のところから届いたものですよ」。うれしそうに語るのは清水哲雄さん。清水さんは東京都あきる野市の武蔵五日市駅から程近い場所に、「初後亭」といううどんとそばの店を開いている。

 初後亭の案内パンフレットやホームページに「自分の畑でとれた小麦とそばでうつうどんとそばが食べられる店」と書いてあるとおり、うどんもそばも100%あきる野育ちだ。

 作っているのは清水さんと奥さんの弟である山崎健さんの2人。栽培から借り入れ、脱穀、製粉、そして手打ちと、すべての工程を自分たちの手の範囲で行っているため、初後亭のメニューはとてもシンプル。少々のバリエーションはあるが、自家製うどんとそば、その付け合せの野菜が基本である。

初後亭

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