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本当にやりたい仕事って何
公募で採用された羽村市動物公園園長の5年間<その1>~敏腕営業マンが街の動物園園長になるまで~
2007/09/04

 園長は元営業マン――。東京「羽村市動物公園」の赤尾壽允(ひさのぶ)園長(65歳)は、60歳のとき園長公募に応募して採用され、ジリ貧状態の動物園を建て直した。大手住宅メーカーの法人営業部長として敏腕をふるい、定年後も顧問として厚遇が保障されていたにも関わらず、ひょんなことから訪れた人生の一大転機。

 赤尾さんが採用された経緯から、就任して断行した改革、そして「街の動物園」が元気を取り戻すまでを、今回から2回にわたって紹介したい。

羽村市動物公園・園長を務める元営業マンの赤尾さん。動物に触れるようになって喜ぶ子供とのひとコマ

動物たちと身近に触れ合える動物園
羽村市動物公園

 JR青梅線羽村駅からまっすぐ20分歩けば、羽村市動物公園に突き当たる。市街地の中にある可愛らしい動物園だ。ゾウやライオンなどの猛獣こそいないが、モルモットやハツカネズミを手のひらに乗せ、キリンやミニブタにエサをあげられるなど、動物と身近に触れ合えるから、子どもたちに人気が高い。

 小学生の女の子が、おずおずと手を差し出す。赤尾園長が「怖くないよ、大丈夫だよ」と声をかける。はじめはおっかなびっくりだったのが、小さな手の中で息づくモルモットのふんわりと温かい触り心地に、少女は柔らかな笑みを浮かべる。「触れたねえ。良かったね。握手しよう、園長と」

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