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本当にやりたい仕事って何
ゲストハウスへようこそ!<その2>~豊かな社会経験を生かし若者支援をスタート~
2007/08/07

 倒産という手痛い経験から立ち上がり、再チャレンジの場をゲストハウスの運営に求めた山中武志さん(55)。設立9年で年商7億3000万の企業に成長させた根っからのビジネスマンだ。前回は、友人の言葉からヒントを得て、個人事業からスタートし、再び起業するまでを紹介した。

 新事業であるゲストハウスのよさは、保証人なし、敷礼金不要、短期利用可という気軽さにある。しかし、それ以外にも、人気を集めている理由があるという。それは、現在の日本社会のあり方とも深くかかわることだった。

自由に生きたい若者たちの受け皿として
コミュニケーションがゲストハウスのよさ

 山中さんは当初、入居者(利用者)は日本に長期滞在する外国人か、海外に出る期間が長く、一時帰国のための日本での拠点が欲しい日本人あたりだろうと想定していた。ところが、物件が増えるに従って、ゲストハウスを生活の場として選ぶ若い日本人がどんどん増えてきた。これは予想外だった。

 入居者を見ているうちに、山中さんにはゲストハウスの需要が増える要因がいくつか見えてきた。事業がスタートした1998年前後は、バブル崩壊の後遺症に日本全体があえぎ、リストラや採用数の激減が社会現象ともなった頃である。

 雇用の機会が少なくなり、終身雇用が崩れ始め、就職・会社に夢を見出せなくなった人々が、海外にドッと流れた時代でもある。実際、1998年秋の海外青年協力隊の応募者数は最多の数字を記録している。

 会社に人生をささげるという枠が外れ、海外に出て広い視野を得るようになった人々は、自由な生き方を知って、それまでの「いい会社に入ることが幸せの第一歩」という狭い価値観をきれいに捨て去った。少し前までは当然のように思われていた「大人になったら会社に属して働く」ことを選択しない若者が増えてきたのである。

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