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本当にやりたい仕事って何
市民と役所のコラボレーションで地域を活性化<その2>〜荒れる成人の親世代が手本を見せた“盛人式”〜
2007/05/08

 下町葛飾区の住宅街に,花と緑に囲まれた小さな一軒家レストランがある。夫婦だけで切り盛りする地元で人気のイタリアンだ。オーナーシェフは,黒井潤三(57歳)さん。黒井さんは,老舗靴店の取締役まで勤めたやり手のビジネスマンだった。40代での転身が60歳を目前にした今,大きな実となって結ぼうとしている。思い切った人生の転換はなぜだったのか。その思いを聞いてみた。

手ごろで気さくな下町レストラン

 京成線お花茶屋駅から徒歩5分ほどの住宅街,白樺の木の緑とバラの蔦に囲まれた入口を入ると,自宅一軒家を改装したイタリアン「トラットリア・フェリーチェ」がある。ランチタイムは地元の主婦たちなどで,ほぼ満席の人気レストランだ。

 オーナーシェフ・黒井潤三さんは,厨房で忙しそうに肉を焼いたり,パスタを絡めたりと腕をふるい,妻は料理をテーブルに運ぶ。日替わりランチはコーヒーまで付いても790円,オーソドックスなトマトソースのパスタは680円という手ごろさだ。

 本格的なフルコースでさえも2650円から味わえる。ふたりとも手馴れた様子だが,アットホームな雰囲気で,少しばかりゆるやかな時間が流れることが,この店の特徴かもしれない。

市民ボランティア活動<

 「開店7年目になりました。メニューも定着して,ようやくこの先の目標が見えてきたところです」と話す黒井さんは,前職は靴の老舗フタバヤ靴店の常務取締役だった。「42歳で退職しましたが,店を開くまでに9年の準備期間がありました。やっと2000年,50歳の時にオーブンした店なんです」。

 黒井さんは,安定した地位を捨てて,なぜイタリアンシェフを目指したのだろう。

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