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本当にやりたい仕事って何
中国ロングステイで刺激ある人生を<その1>〜長年の思いを実現させ,上海で日本語教師に!〜
2007/03/06

 2008年の北京オリンピック,2010年の上海万博に向け,急ピッチで開発が進む中国。その中でも,もっとも活気の溢れる上海で,村上正剛さん(67歳)は中国人を相手に日本語の教鞭を執っている。最近の上海では,ロングステイしながら中国を楽しむ日本のリタイア世代が増えているという。中国の何が,彼らを引きつけるのだろうか。

 いつかは中国にかかわる仕事がしたい——。学生時代から抱き続けていた夢を,村上さんは日本語教師になることで,見事,実現させた。今まさに水を得た魚のように生き生きと輝いている村上さん。セカンドステージで長年の夢を花開かせるまで,どのような道をたどってきたのかを紹介する。

新旧が交差する上海
新旧が交差する上海
中国での幼い日々が忘れられず

 村上さんの夢が中国へと向いたのは高校生の頃。以来ずっとその夢を持ち続け,定年後にはじめて,夢が現実のものとなった。でも,なぜそこまで中国に固執するのだろうか。訳は村上さんの出生にある。

 村上さんが生まれたのは,中国吉林省(満州)。戦後,熊本の天草に引き揚げて来るまで,6年間中国で過ごした。今でも,当時の地図をかけるほど記憶に残っているという。そんな幼少時代を送った村上さん。「大人になったら中国に恩返ししたい」という気持ちが年を追うごとに強まっていた。

村上さん
村上さん

 高校卒業後は,大学で中国語を専攻するつもりだった。しかし,家庭の事情で進学を断念。日本国有鉄道に入社する。以来60歳の定年を迎えるまで,国鉄,そしてJRグループに籍を置いた。

 入社したての頃は機関区に配属され,蒸気機関車に石炭をくべる「缶炊き」という仕事を経験した。4年後には,国鉄内にある教育機関「中央鉄道大学」に入学,給料をもらいながら,大学と同程度の教育を受けられることとなり,上京。その後本社勤務となり,1968年より,31年間にわたりコンピュータ部門に携わる。

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