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本当にやりたい仕事って何
50代からの転身はNPOで<その2>~“地域で”子どもと一緒に成長できる喜び~
2007/02/26

 不登校やひきこもりに悩む子どもたちや親,教師たちを中心に,子どもの自立や社会参加のサポートをするために設立されたNPO法人「アンガージュマン・よこすか」。前回は,教師,商店主という職から転身,「子供たちと向き合う仕事をする!」と決めた二人の男性がNPO設立に至るまでを紹介した。

 二人の活動には,もうひとつの「地域」というキーワードが欠かせない。子供たちのサポートは地域活動とどのように結び付いているのだろうか。地域と結びつくことで,どんな効果があるのだろうか。これから地域で活動したいと考えているリタイア世代には,大いに参考になることだろう。

子供たちのサポートから青年層の就労支援まで

フリースペースの内部

 アンガージュマンの活動には3つ柱がある。一つはフリースペースの提供。不登校,ひきこもりの人たちの「居場所」として開放し,さらに,ひきこもりの親の会や,不登校の親の会,父親のみを対象とした会などの定例会の場として活躍。時には,映画鑑賞やクラフト教室,ギター教室などの会場にもなっている。


勉強コーナーで熱心に学習中

 二つ目は学習支援。不登校の子どもたちの学習指導からスタートしたものだが,今では,高校・大学への進学を目指す子たちも含めた個別指導スタイルの学習塾という役割も果たしている。講師は滝田さんの元同僚たち。教職を持ち,塾の講師の経験もある女性が統括し,大学生なども含めた講師が担当している。「口コミで生徒が増え,今は50人ぐらいになっています」と小柳さん。

 三つ目は就労支援だ。アンガージュマンに集まるのは子どもだけではなく,引きこもり状態にある青年層も多い。彼らに就労研修を行い,社会に出るためのサポート全般も重要な活動だ。就労の場を確保するため,商店街で買い物をした人の荷物を家まで届ける「お届け便」や,自宅に出向き,清掃や草むしりを行う「孫の手サービス」を展開している。

 さらに,就労研修として,商店街の店舗でのアルバイトも実施。最近では,山形の新規就農者とのつながりを生かして,有機野菜や米を仕入れ,月に1度の市も始めた。今後は,近くの市立病院で書籍のワゴンサービスをできないかと交渉中。就労の場の確保に積極的に動いている。


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