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50代からの転身はNPOで<その1>~子どもたちの未来をサポートする組織を地域に設立~

横須賀で20年暮らして得た人間という財産

 今までと違う世界に飛び込むことに,まったく抵抗や恐れがなかったわけではない。家族のこともある。だから,小柳さんは店をたたもうと決心したとき,一度は横須賀を離れて再起を図ろうと思った。しかし,ラグビー仲間や商店街でつながっていた友人たちはこう言った。「本当にやりたいことをやってみたらどうだ?  今までこの街で生きてきたんだから,ここで生きていくのが一番いいと思う。お前が本当にやりたいことをするなら,応援するから!」。

たたみのスペースもある

 背中を押されるように「実は,子どもに関する活動をしたい」と本音を漏らすと,みんなは一様に言った。「じゃあ,まず滝田のところへ行け!」。それが,前述の相談につながる。こうしたネットワークが築ける横須賀という町だからこそ,小柳さんは今,この仕事ができているのだ。

 2人が話し合った夏から,翌年1月の法人格取得を経て,4月のオープンまでは約半年。設立までのスピードはかなり速い。実はそのあたりにも,地域のネットワークの力が働いている。

小柳さん

 「まず場所が必要でした。特に,うちの活動にはフリースペースが不可欠です。今の場所は元コンビニ。前からいいなと思っていた場所でした。でも,家賃が高い!」。ところが,大家は商店街で数店舗の管理をしている上,小柳さんの店の管理もしている人だった。そこで話をしてみたら,料金交渉に応じてくれ,安く借りることができた。

 「それと,助成金の存在が大きいですね。ちょうど,商店街活性化事業の助成金公募があって,これは利用しなければと申請しました。そしたら,うまい具合に審査を通った。それで家賃と内装費を賄えたんです」(小柳さん)。

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