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本当にやりたい仕事って何
高齢化社会に向けた新しい試み<その2>~大人のコミュニティでは遊びが健康に直結~
2007/02/13

 前回は,ゲーム機がリハビリに有効だとわかり,ナムコが開発したゲーム機が病院やデイサービス施設で活用されるようになった経緯を紹介した。今回は,「デイサービスかいかや」はどうして横浜の繁華街に設置されたのか,今後手がけようとしている,団塊世代などのアクティブ層を視野に入れた新たな活動とはどんなものなのかを紹介することにしよう。

あえて繁華街のショッピングセンターに設置

 日本では,高齢者のための施設というと,都心から離れた郊外に設置されるケースが多い。もちろん,そういう場所は自然が豊かで空気もきれいだから,散歩をしたり,のんびり暮らしたいという人には最適だろう。

 ところが,海外ではそれとは逆に,繁華街に設けるところが多いという。理由は,高齢になったからといって好奇心がなくなるわけではないから。毎日が楽しくなるような刺激が欲しいと希望する高齢者は多く,また,医学的にも必要性が認められている。

 実際,自分自身の問題として考えてみれば,自ずと分かるのではないだろうか。団塊世代などには,これまで郊外の一軒家に住んでいたが,リタイア後は都心の便利なマンションに住み替えたいという人もいると聞く。買い物に行くにしても,映画や演劇を楽しむにしても,都心が便利だということはいうまでもない。今までのように,郊外しか選べないのではなく,都心という選択肢もできるのはいいことだ。

「かいかや」から、この景色が見える

 「デイサービスかいかや」をつくる際も,ナムコの担当者が重要視したことの一つは立地だった。高齢になっても繁華街にショッピングに行ったり,お茶を飲んだり,バーを覗いたり,港に行ったりしたいと思う人たちは多いはず。そういう人たちの希望をかなえるサービスを提供したいという気持ちが大きかった。その結果,選んだ場所は,みなとみらい地区にある横浜ワールドポート。休日にもなれば若者であふれかえるショッピングセンターの一角だった。

 「古くから横浜に住んでいて,最近はあまり外出する機会もなかったという高齢の方が来られるようになりました。このあたりは,最近になって開けた地域なので,様変わりした様子に大変驚かれます。赤レンガ倉庫などは,ショッピングエリアになっているというと,その変遷にびっくりされます。それで,じゃあ,見に行きましょうということになるわけです」とセクションリーダーの林山さんは語る。

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