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本当にやりたい仕事って何
66歳の挑戦! 中国語習得奮戦記<その1> ~中国の時代がやってくる~
2006/10/03

 2006年9月初め,井染靖夫さん(66歳)は2カ月間の中国留学から帰国した。目的は中国語の習得。井染さんにとって,この春に続き2回目の留学である。「今回は確かな手ごたえがありました。急に相手の話が聞き取れるようになったんです」と,満足げに話す。しかし,この年齢での新たな外国語の習得は相当ハードルの高い挑戦だったようだ。

 第二の人生を,あえて困難な語学習得からスタートさせた井染さん。そのきっかけは,そして目的はいったい何なのだろうか。

時代の先を読んだら中国があった!

 井染さんは40年余り,繊維,半導体,建築材料などテクノロジーの分野で開発の仕事に携わってきた。技術の腕一本を武器に,いくつかの大手企業と契約しながら,2006年3月,66歳になるまで現役で働き続けてきたのである。

 「つまるところ,開発の仕事というのは“時代の先を読む仕事”なんです。この先,どんな世の中になるのか,何が必要とされるかを読み取り,誰もやろうとしないことに手をつける。そんな仕事をいわば自分の“腕”だけでずっと続けてきましたから,常に“先を読む癖”がついているのかもしれません」。

 井染さんにとっては,中国語習得も時代の先を読むことの延長戦上にある。自分なりに中国の歴史や現状を勉強した結果,「近い将来,大きな中国ブームが来る」と読み,66歳になったら仕事をやめて中国語の勉強に切り替えようと決めていたのだという。

 最近の中国の発展には目を見張るものがある。広大な国土と膨大な人口。量的に恵まれた上に,さらに技術力と経済力を高め,国際競争力をつけ・・・と,質の面でも充実し,今や欧米の大国とも対等なつきあいができる存在になりつつある。

 「とくに昨今の中国の経済的発展をみていると,世界制覇もしかねない勢いですよね(笑)。これからは欧米の時代ではなくて,アジアの時代,中国の時代がやってくるはずです。そんな国がすぐ隣にあるのですから,日本もうかうかしていられません。相手に取り込まれないようにするには,相手をまず知ることが必要でしょう」。早い話が,先読みの達人・井染さんにとって,中国は世界でいちばん気になる国なのだ。

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