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本当にやりたい仕事って何
昆虫少年が見続けた夢<その1> ~自然への好奇心や観察力を育てる「ファーブル検定」を創設~
2006/09/05

 都会では,昆虫採集をしている子供の姿を見ることは,めっきり少なくなった。そんな子供たちをよそに,昆虫採集にのめり込み,東京・千駄木の自宅敷地に昆虫博物館を作ってしまった人がいる。奥本大三郎(62歳)さんだ。

 「日本アンリ・ファーブル会」を設立し,長年の夢を実現した奥村さんは,昆虫館を「ファーブル昆虫館 虫の詩人の館」と命名し,「ファーブル検定」という資格制度まで作ってしまった。今では子供だけでなく,大人も巻き込んで,虫好きにはたまらないユニークな資格となっている。

団塊世代が集めた昆虫標本は大英博物館をしのぐ

奥本さん

  子供の頃,捕虫網を担いで野山を駆け回った経験を持っているお父さんたちは,結構,多いに違いない。子供たちの間で,昆虫採集がメジャーだったのは昭和30年代だ。そんな少年たちも,今や定年にさしかかりつつある。

 「いわゆる虫屋は,昭和22年生まれが一番多いんです。あまり知られていませんが,大きくて美しい昆虫に限っていえば,大英博物館をしのぐほど日本の民間にあります。そのほとんどは団塊世代が集めたものなんです」。

 彼らはそろそろ定年を迎え,少し暇になって,再び,同じ趣味に没頭することも考えられる。しかし,その後10年くらいすると,70歳。それ以降は,だんだん体力が衰えてくるし,維持費もかかるので,大量の標本を管理しきれなくなるのではないかと懸念されているのだ。

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