![]() 家族全員で作り上げる
長谷川さんの事業を語るときに欠かせないのは,家族の協力だ。5年目で事業を拡大させることができたのも,家族のバックアップのおかげだ。特に,妻の千春さんの理解と後押しは大きい。 千春さんは,「乗馬をやるようになったきっかけを作ったのは私なんです。私が応募した一枚の無料体験のはがきで,家族が皆,乗馬好きになったのはうれしいですね。子供たちは全国大会レベルの選手になってくれましたし,主人が乗馬クラブをやりたいといったときも,賛成しました。私自身,馬が好きですし,主人とともに,著名な乗馬クラブを見てまわり,経営に協力していきたいと思いました」と語る。 4人の子供たちの協力も心強い。現在,長男と三男が,社団法人全国馬術倶楽部振興協会認定乗馬指導者の資格を得て,常時,乗馬指導にあたっている。長女とその夫も同じ資格を持ち,週末はクラブを手伝ってくれる。 長谷川さんはこうした家族について,「子供たちは小学生の頃から乗馬に親しんでいますし,競技会でも入賞経験があります。私が早期退職するといったときにも,反対はありませんでした。今では良き協力者であり,クラブの経営の重要な柱になってくれています。馬が家族の絆を強くしてくれたと思います。家族がいなければ,私の起業はうまくいかなかったでしょう」。 クラブでの長谷川さんは,馬にかける言葉も,息子たちにかける言葉もとてもやさしく,自然な愛情が感じられる。だから,息子たちはもちろん,馬でさえ,長谷川さんに素直に対応する。奥さんや子供たちの積極的な事業参加が,追加融資の面でもプラスになったことは間違いない。
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